江戸時代末期の1862(文久2)年に皇女和宮(かずのみや)(1846〜77)が徳川第十四代将軍・家茂(いえもち)(1846〜66)に嫁ぐ際、徳川将軍家が天皇家へ献上し、その後所在不明だった名刀「島津正宗」が約150年ぶりに確認された。個人所蔵となっていたが、2013年度に京都国立博物館へ寄贈された。「名工中の名工」といわれる正宗作とされ、専門家も「国宝級の名刀」と評価。10月15日から同博物館で初公開される。
所在不明になったのは献上から間もない時期。同博物館によると、寄贈した大阪市内の個人が69年、天皇家に近い近衛家から譲り受けたという。