2014年10月6日月曜日

「激安ニセモノ食品が危ない」③居酒屋・弁当チェーン編

「提供している料理のほとんどにグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料(アミノ酸等の旨味調味料)が使われています。

例えば、弁当屋で販売している惣菜パックの表示を見ると、『調味料(アミノ酸)』と書かれていると思います。

居酒屋で食事をすると異常に喉が渇くという人がいますが、これは料理に使われている塩だけでなくグルタミン酸ナトリウムの影響もあります。

居酒屋にとって、ナトリウムまみれの加工食品メニューは喉の渇きを促す効果もあるので、アルコール類の売れ行きを伸ばすためにも必要不可欠なのだという。




それが塩味のついているメニューにはほとんど使われていると考えていいでしょう。

惣菜、唐揚げ、焼き鳥などの冷凍食品に使われています」


中国では「速成鶏」の存在が社会問題になっている。

わずか40日~45日で3,5キロまで成長させて出荷するのだが、過剰にホルモン剤を与えて丸々と太らせるのだという。

日本やブラジルでは、51日~55日程度で2,5キロほどになったら出荷するのが通常なので、中国の鶏がどれだけ大量のホルモン剤を与えられているのか想像がつくだろう。



ただ、鶏の唐揚げでは、鶏肉の2倍の大きさの衣がついていた店もあった。

弁当に入っているエビフライなども同じ手法で作られるのだが、いわばかさ増しである。

一昔前は小麦粉やパン粉などで衣を厚くしただけだったが、最近は、大豆たんぱくを肉と衣のつなぎにしてボリューム感を出している。



冷凍食品ではないサラダ類も安心とは言えない。

「鮮度保持のため、亜硝酸塩やポリリン酸塩などを溶かした専用の液に15分くらい漬けると、野菜は長時間みずみずしいまま萎れません。

居酒屋でそういった処理をされた野菜を使っているケースは多いです」(前出・中川氏)


今回の取材を通してあらためて痛感したのは、プロの調理人を雇わず、日持ちする添加物まみれの加工食品を提供することで、コストダウンしている店が実に多いということだった。





外食はなるべくしないことが重要なのかもしれんなぁ