■日本で実際に起きた預金封鎖
バイゼルさんのおっしゃる通り、預金封鎖は戦後の日本で実際に起きたことです。
正確には「金融緊急措置令」および「日本銀行券預入令」が発令されたのですが、
具体的には下記のようなものでした。
●1946年2月17日(日曜日)、突然、ラジオ放送が流れ、下記の内容が発令
●明日、月曜日からすべての預貯金は封鎖されて、引き出しが完全停止。
●生活費として1ヶ月につき世帯主300円、世帯員1人あたり100円まで引き出しを許可。
●手元に隠し持つことを防ぐため、当時使われていた紙幣は2週間後に失効(紙くずと同じ)
●紙くずになるのが嫌なら5円以上のお札を金融機関に預けることを強制
●その後、新円に切り替え
「新円に切り替え」というのがミソで、新円は大幅に価値を減少させたものになっており、国民の資産のほとんどを当時の日本政府が没収することで、日本は国家として戦後の危機を乗り越えました。
当時、現金や預金などしか保有していなかった世帯は、財産のほとんどを失ったわけですが、ダメージが少なかった世帯もありました。
彼らは現金・預金のほかに、ある資産を保有していたからですが、それは外貨資産と株式(預金封鎖された当時も、外貨資産や株式には政府も手をつけることができませんでした)。
バイゼルさんのおっしゃる通り、海外に口座を作って資産を移すことは現実的ではありませんので、国内の金融機関であっても、外貨資産を保有したり、株式を保有することは有効な対策になり得ると考えられます(預金封鎖など危機が起きれば株価も通常急落しますが、危機を乗り越えた場合に、株価は大幅に上がることが想定されます)。
そのように外貨などに資産を分散して守りを万全にしつつ、バイゼルさんのように攻撃的な対策(財政危機で大儲けできるような対策=日本国債CFDを売る、またはいつでも売れる準備をしておく)もとれれば、かなりリスクヘッジ(保険)になると思います。