掲示物の回転目視を 1日750回
カルフォルニア大学とブラウン大学の研究者が、若年者16人(平均年齢22歳)と高齢者16人(同71歳)を対象にトレーニングを実施した。
トレーニング内容は、ストライプ柄の掲示物を見つめ、それが時計回り、反時計回りどちらに回転するかを見分けるというもの。掲示物の粒子の粗さに変化を加えるなどして、1日750回、トータル3750回受けてもらった。
そしてトレーニング終了後、参加者の視力を測定したところ、高齢者に著しい視力回復が見られた。トレーニング前、コントラストの見分け能力は若年者がはるかに優れていたが、トレーニング後では高齢者の能力が若年者並みに改善していたという。