そういう場所には先人が災害を示唆する地名をつけていることが多い。
つまり地名を知れば、災厄を予見し、我が身を守ることもできるのだ。
だがそうした地名は、時の流れの中で名称が変わってしまい、
表面的にはその危険性がまったくわからなくなってしまっている土地もある。
自由が丘をはじめ、日本全国には「○○が丘」や「○○台」、あるいは「希望」や「光」といった
明るい意味の単語を使った地名は数多い。そのほとんどは近年つくられたばかりの新興住宅地。
ところがそうした場所は、古い地名が災害と関係していることがしばしばある。