2016年3月11日金曜日

出現確率1%のガチャを100回引いても,4割近くの人は全部はずれる。“本当の確率”を読み解いてみよう




気になる「約63%」の数字はどうやって求める?

 では数式から確率を求める方法を説明しよう。
 もちろん最終的に求めるのは「出現確率1%のガチャを100回引いたとき,当たりが出る確率」だが,ここでは100回すべて外れる確率をまず出して,それを全体(100%)から引く,という方法を取ることにした。式で表してみると,

当たりの確率=全体-ハズレの確率

となる。もちろん素直に当たりの確率を求める方法もあるのだが,その場合は計算式がかなりややこしくなることから,今回はこの方法を取っている。当然ながら計算結果はどちらの方法でも同じだ。

 さて,出現確率1%のガチャを100回すべて外す確率は,1回引いて外れる確率(99%)を100回かければいい。つまり0.99の100乗を計算する。

(0.99)100≒0.366

この数字を全体から引いてみよう。

1-0.366=0.634

となるので,冒頭の「約63%」が正しい数値であることが証明できた。


「確率2倍アップ」でどれくらい当たりが出るのか

 少し違った条件での計算もしてみよう。
 ゲーム内イベントでよくみかける「確率2倍アップ」は,字面だけを見ればものすごく当たりそうな気がするが,実際のところはどうなのだろうか。
 計算してみると,1回引いて当たる確率の1%が2倍になって2%,つまりハズレが98%になるだけなので,

1-(0.98)100=0.867

となる。約87%とかなり上がってはいるものの,100回まわした人の1割以上が全部ハズレ,という計算だ。