パーキンソン病とは脳の黒質に影響を及ぼして細胞を徐々に退化させ、重要な神経伝達化学物質やドーパミンを減少させる緩徐進行性疾患の難病です。ドーパミンの減少によって身体静止時の振戦(ふるえ)・動作緩慢・四肢の筋強剛・姿勢保持反射障害といった症状を引き起こします。
シナモンを摂取すると、食品添加物や高アンモニア血症のFDA認可薬としても使われている「安息香酸ナトリウム」として肝臓で代謝されます。米国で最もポピュラーなシナモンには「桂皮」と「セイロン・シナモン」の2種類があり、どちらでも安息香酸ナトリウムに代謝されますが、質量分光分析の結果セイロン・シナモンの方が、肝毒性作用を持つクマリンを多く含有することがわかっています。
パーキンソン病を患う人の脳内ではDJ-1のような重要なタンパク質が減少することが知られていますが、研究によると粉シナモンを摂取した後に代謝される安息香酸ナトリウムが脳に到達すると、パーキンタンパクとDJ-1の減少の停止・ニューロンの保護・神経伝達物質レベルの標準化・運動機能の改善といった効果がマウスを使った実験で見られたとのこと。