2015年12月23日水曜日

プラシーボ効果は思っているよりも弱い

「プラシーボ効果」に関しては、ハーバード大学の麻酔学教授だったヘンリー・ビーチャーが1955年に発表した「強力なプラシーボ(The Powerful Placebo)」が知られています。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの薬学者デイビッド・コルクハウン氏によると、このほかに合わせて15の研究で、偽薬を与えたときに平均して35%の改善が見られています。

しかし、「その数字は本当にプラシーボ効果によって得られたものと、『どんな方法でも良くなるもの』とが混じっているのではないか」というのが、コルクハウン氏の主張です。


ちなみに、2015年10月にNatureに掲載された論文によると、鎮痛剤においては偽薬であるにも関わらず新薬を投与したとき並の効果が出ることがあるとのこと。このプラシーボ効果は、ヨーロッパやアジアでは再現せず、アメリカでのみ見られる傾向だそうです。