2016年3月10日木曜日
チョコレートを食べると脳の認識機能が向上する
以前からチョコレートと脳機能に関連があると考えていたジョージナ・クライトン氏は、イライアス氏の1000人のサンプルによる食習慣データに注目し、イライアス氏と共同で「週に一度以上」または「週に一度未満」の頻度でチョコレートを食べる人を抽出し、それぞれの認識力テストの中間値を比較しました。
その結果、認識能力のパフォーマンスとチョコレートの摂取が「著しく明白な関連」を持つことが判明。
チョコレートを摂取することで視覚的な空間能力や脳のメモリなどに影響を及ぼすことがわかっていましたが、クライトン氏によると、チョコレートの摂取が「電話番号を覚える」「2つのタスクを一度に進行する」といった毎日のタスクを実行する能力を上げていることが調査結果からわかったそうです。
次にクライトン氏の研究チームは脳の認識機能に優れた人がチョコレートを好む傾向にあるのではないかと考え、MSLSの参加者から300人を選んでアンケートをとりました。すると「認識能力が高いほどにチョコレートの消費量が上がる」という傾向は確認されなかったため、チョコレートを摂取すると認識能力に良い影響が現れるものの、その反対は証明されませんでした。
チョコレートを食べることで認識能力が向上するのは、ココアやチョコレートに含まれるフラバノールが影響していると考えられていて、2014年にはココアのフラバノールが記憶力低下を劇的に改善させていたことを示す研究が発表されたこともあります。
ただしイライアス氏は「やみくもにチョコレートを食べればいいわけではありません。今言えるのは、食事の代用品にするほどの大量のチョコレートではなく、少量のチョコレートであれば脳に良い影響をもたらすということです」と話しており、研究はまだ終わっていないとのこと。