妊娠を防ぐ仕組みは?
この薬は精子に含まれる酵素の働きを弱め、卵子の中に入り込めないようにする。女性用のピルと違って、ホルモンに働きかけるわけではないので、不快な副作用は出ない。
服用回数は?
1日1回でいいだろう。ニューギニア島の先住民はセックスの30分前にガンダルサの葉を煎じた茶を飲む。バンバンは、服用量については、もう少し厳密に詰めたいと言っている。できればセックスの1時間前に1錠飲めばすむようにしたい考えだ。
副作用は?
ほとんどない。被験者の中には、服用後に体重が増えた人もいる。また、性欲が非常に高まった人もいる。少なくとも1人の被験者は、2つのタイプの酵素(SGOTとSGPT)の血中濃度が高くなり、心臓か腎臓の機能に問題があることが疑われる(ピルと関連があるのか、それ以外の健康上の問題かははっきりしない)。ホルモンベースの女性用ピルでは吹き出物、吐き気、不正出血などの副作用が起きがちだが、全体的に見てガンダルサでは、これらにちょっとでも近いような症状は、まったくないと言っていい。